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やさとみかげ、食べごろです。(^_-)-☆



茨城、やさとみかげの採石場に来ました。スケール感がありますね。



ある程度のところまでワイヤーソーで切っておいて最後火薬を使って石を倒して採っています。弊社の採石場に非常に似たパターンの採掘方法です。詳しく知りたい方、望月隆司かその弟に聞いてください。(^0_0^)



「ちゃんと来たよ」の写真です。



いつみても良い石です。今回はこのやさとみかげの原石を買い付けました。ご興味のある石材店の方、弊社の方に御問い合わせください。茨城出身の方で墓石を建てたい方にお勧めです。emoji32



  


2016年02月29日 Posted by 福太郎 at 19:43Comments(0)採石場

情報交換会シリーズ 完 :望月会長から業界へのメッセージほか



石材新聞 山口様より:各地の新年会に出席してみた印象では明るい雰囲気を感じない。首都圏の霊園が少しずつ動き出しているがそれ以外は厳しい状況が続いている。



大川社長より:庵治、牟礼地域ではセットではなく単品の注文が増えている。お墓のリフォームが増えていると推測される。レギュラーなお墓の注文が減り、極端に高額な仕事の問い合わせが増えている。



太田様より:庵治の仕事は8寸、9寸という普通のものが減り、和型なら12寸、洋型なら40切~50切の見積もりが多く来る傾向がある。



清水社長より:岡崎産地はつくる業者が減り、あとから住む一般住宅の人からほこりや騒音で苦情が来るほど。
日本材の需要が回復する傾向を感じる。国内加工、自社加工の見積もりの本数も増えている。



友常専務より:茨城産地は加工業者は多いときは1000件近くあったと思うが今は300件ぐらいではないか。加工の仕事も常時あるわけでもなく工事などをやっている。稲田地域での建築の仕事の話はある。国内生産での見積もりもある。しかし数千㎡になると受注できないので組合を窓口にして数社で共同受注も取るようにしている。ただ利益は少ないので墓石の仕事も必要。

八郷みかげの採石場は非常に元気。安定供給もでき宣伝にも力を入れている。今後期待できる。



ライリキ 山口様より:高時の一番大きい工場はナミビアにあり、香港島より大きい。

最大手の万里さんは南アフリカへ大きく投資しているのではないか。

今後、中国の会社がトルコや中近東の採石場に投資を伸ばす可能性は十分にある。




望月会長より最後の発言:

お墓が売れない理由の一番は宗教離れだと思う。お墓参りする人が少ない。さらに石材店がお墓参りをしていないのが問題。またすでにお墓が建っている人が多い。

首都圏に人口が集中し、田舎のお墓が不要になりお墓の移転は相当数ある。ま地方でのお墓の需要は激減する。

お墓以外の石の産業をおこさないと今後は大変。昔は港の石工事から石蔵、かまどまでつくっていたが、昭和の時代か業務が墓石販売に特化された。石材店がそれ以外のしごとをおこすには何をしたらよいのか。それが課題。その問題をクリアした業者は残っていく。特に卸業者は品物が動かないと売り上げにならないので新しいことを考えなければならない。我々イシフクが一番そう思っている。これから新しいことに挑戦し、一時的に損してもまたチャレンジすればよい。挑戦し続けたい。し続けることによってまたなにか新しい何かをつかめるのではないかと思っている。皆さんも挑戦し続けて欲しい。  


2016年02月28日 Posted by 福太郎 at 09:25Comments(0)その他

月刊石材の売り上げランキングなど



自由な質問、発言のコーナー

熊本の居酒屋のカウンターに庵治の錆び石が使われていた。いまそういった材料の問い合わせや実際の出荷が増えている。ホームページに載せたら問い合わせが来た。「錆びの茶色い変化を楽しんでいただく」という価値観は墓石業者では考えられなかったもの。



原産業では国産の墓石、彫刻品の販売が増えている。伊達冠石の自然石風石塔や玄シリーズ、テーブルなどはよく売れている。吹雪、磐梯、庵治も販売している。
また庵治、岡崎、茨城の石材展示会では仏像などの彫刻品をよく仕入れている。自社の売り出しの時にその品物が売れるので、メインに売りたいのは墓石だが、彫刻品の販売を通して産地を知ってもらい墓石の販売につなげる方法もあるのではないか。



月刊石材2月号では平成26年4月以降の決算で売上ランキングを掲載するが、墓石(小売)店は全体で92.8%。消費税アップ後の反動が表れていると推測される。上位20社はだいたいの合計で500億円ぐらいだが前期を25億円ぐらい下回っている。

卸・商社の部門は前期の93.2%。上位20社では前期の94.2%で412億円ぐらい。

建築は伸びている。東京五輪関係の物件に関係する需要かと推測される。  


2016年02月27日 Posted by 福太郎 at 07:58Comments(0)

お墓以外で「石」②



お墓以外の仕事、いろんな試み

村松石材 村松社長より:京都では墓石以外に灯篭も売っている。この間ある石材店の展示品の灯篭を見た台湾からの観光客からの見積もりの依頼があった。また使い古して苔むしたのみぎりの板石を使って趣を出すといった使用法があり、付加価値を生み出すかもしれない。

望月会長より:白みかげにコーヒー、しょうゆをかけてみたら趣が出るかもしれない。



河西社長より:石と組み合わせて売ろうと思っていたガラス素材がマークジェイコブスの大阪と札幌のお店で使われることになった。
大谷石の代わりにトラバーチンを使っても良いかもしれない。家の門柱も現代の小さい家にあったものを作ったらよいかもしれない。



福満グリズリーヒロユキ様より:誰がどういう思いで作っているのかという人間臭さがもっと見えて来たらよい。人に言いふらしやすい。また海外からのお客さんがお土産で日本の石製品を買って喜ぶこともあるかもしれない。そうすればまた口コミが広がる。  


2016年02月26日 Posted by 福太郎 at 08:02Comments(0)

お墓以外で「石」



お墓以外の石の仕事、いろんな試みについて


大川社長より:2月8日、9日の2日間、地元の自治体からの呼びかけにより東京で庵治石のお墓以外のいろんな製品や加工工程などを展示した。庵治、牟礼の産地は去年は過去にないぐらい厳しい一年だった。お墓だけではなく石の仕事であれば何でもやらなければいけない。いま工場から出る石の粉、泥が売れ始めた。



山田社長より:あまりすぐ売ろうとしすぎない。一般の方を採石場に来ていただいて見てもらって触れてもらったら何か出てくるのではないか。
また海外のデザイナーには「和」の雰囲気に興味を持っている人がたくさんいる。自分でデザインもし過ぎず海外のデザイナーに素材を見せて色んなものを生み出していくのはどうかと。まだまだいろんな可能性がある。伊達冠だけではなく白みかげ石でも自然肌や割り肌に興味を持たれるかもしれない。  


2016年02月25日 Posted by 福太郎 at 07:19Comments(0)

今後、国産材のお墓が増えると答えた石材店さんが多数いらっしゃいました。



フレンチホワイト:バルセロナのサグラダファミリアやパリのシャンゼリゼ通りの工事などに使われている。また出荷されている中の70%が欧州の墓石に使われている。墓石工場に入れて外柵、石塔をつくったが吸水も少なく石は固い。十分使える石だ。


昨年の墓石販売の様子について

鎌倉新書 北川様より:新しい霊園である業者が1ケ月で40数件契約したうち27件を国産の墓石で契約している。かつて無い動きを見せている。国産回帰も決して夢物語ではない。



鎌倉新書 倉重様より:求められるお墓の形態については一般的な墓石の需要は下がり、いわゆる永代供養墓や樹木葬の需要が増えている。永代供養墓、樹木葬ともに12~13%ぐらいの率になっている。



石文社 安田様より:墓じまいがふえている。厚生労働省によるデータでも改葬の数が年々増えている。



日本石材工業新聞 山口様より:首都圏以外の地域では墓じまいのケースを含めて非常にに厳しい傾向。そのなかで小売店さんが古いお墓の磨き直しをすすめたり、1基ずつの仕事を大切にするという中で国産材を見直す傾向がある。去年、石材店さんに回答していただいたアンケートでは252社のうち、「今後、国産材のお墓が増える」と答えた会社が115社いた。
  


2016年02月23日 Posted by 福太郎 at 23:02Comments(0)

中国政府の方針と、インドの採石場、工場の様子。



望月会長より中国の情勢について:
やめたい工場が半分以上だろう。ものすごい勢いで廃業していくだろう。アモイの展示会はほぼ建築オンリー。墓石の展示は数社だけ。
今年は日中交流会を11月に行う予定で話を進めていく。11月には通年の様子を各国で伝えることができ、次年の経営計画に役立てられるだろうから。
中国政府の方針としては沿岸部の開発された地域での鉱山、工場は閉める方向。今後は内陸の地域で鉱山、工場の経営が推進される。山東省の建築材もその方向に進んでいるようだが福建省の墓石材も同様になくなってゆく。工場も沿岸地域から内陸地に引っ越せる会社は引っ越すかもしれないが、引っ越せない会社は廃業するかもしれない。恵安地区も将来大幅に減るかもしれない。




インドの原石は全体的に安くなっている。MUは採掘はしているがカルナータカ州の通行許可が下りなくて裁判沙汰になっているようで、去年の夏からこの問題が解決していない。YKDやM-10のような大きな採石場は値段を下げても売りたい。M-10は古い採石場で採れた石のほうが評価が高く、値も高いがあまり出荷されていない。

インドの日本向け墓石工場はチェンナイ近郊に10件程度あり、どの工場も1ヶ月に1コンテナぐらいの生産能力。それでも注文薄の影響を受けており仕事がほしいといわれる。でも急に注文が増えて、1ヶ月の注文が1コンテナから2コンテナになるとすぐに品質が下がるので気を付けて発注しなければいけない。  


2016年02月22日 Posted by 福太郎 at 23:35Comments(0)中国採石場

中国の工場の情報、少し教えていただきました。



永永舎 伴埜社長より:中国の春節明けに2割ぐらいの工場はやめるのではないか。やめるのを決めた工場が在庫の原石をできるだけさばけるよう製品を安く売っている。

ライリキ 山口様より:崇武地区では数年前は300件ほどあった工場が今は80数件。これからまた春節後、閉鎖する工場が出てくる。工員のなり手が少なく、作る人が急激に減る懸念がされている。ある地域では工場の社長同士が話し合って工員の給料を下げる方針を決めた。

清水組 清水社長より:この間湖北の麻城という地域に行って湖北#603の様子を見た。国内向けの板材や延べ材をたくさん作っている。いまどのぐらい出荷されているのか聞いたら1か月300,000㎥と言われた(約10,800,000切)。全く想像がつかない量。また日本向けの墓石工場が2件。#654系の石と湖北#603と中目の石を2~3種類つくっていたが、物流の問題もありそれほど素材も魅力的だはないような感じだった。  


2016年02月21日 Posted by 福太郎 at 15:21Comments(0)

庵治、大島、愛知県、九州の採石場のお話:簡単に触れていただきました。



庵治石の採石場は大丁場、野山、庵治山と3地区あり、組合に加盟している会社は41社あるが実際に採掘しているのは30社程度。開発組合、香川高専、香川大学の共同研究で採掘の際に出る山砂と小グリより小さい石の混ざった材料:通称「ズリ」を宅地の地盤材料として利用すると液状化に対する沈下量が少ないことがわかり、2月12日に報道関係にプレス発表される(されている)。これが商品化されると採掘コストも下がり、非常に良い話になりそう。



大島石の採石場は西原さんの特級が安定して採掘されている。石善の「青」もたくさん供給されている。採掘業者は現在31社。



愛知県の採掘場:牛岩は今2人ぐらいで掘っている。高級品。花沢石は売れ始めているが職人が少ないのでなかなか間に合わない。
足助あらめ石は少量で供給している。職人の高齢化が問題になっている。



天山石の採石場:天山石材さんは大体月に1500切ぐらい、田中直美さんの採石場は大体500切ぐらい採掘されている。

内垣石は少量で供給されている。







  


2016年02月20日 Posted by 福太郎 at 19:33Comments(0)採石場

2月6日 情報交換会より③



高田屋 青木様より:真壁小目の出川工業さんの採石場は今は安定供給できているが、今の取り口であと
2000切ほど採ったら1段下の取り口になるのでその作業時に少し時間がかかりそう。

高田屋さんでは真壁小目は出川さんの石以外に長岡さんと潮田さんの石を扱っている。長岡さんの石は高田屋さんの置き場に運んでから検品を行って卸売りしている。潮田さんの石も検品すれば問題なく使える。

谷中石材さんの羽黒青糠目は関西で少し売れるようになり、以前より出荷量も増えている。色合わせや検品が難しい高級品。




想石さんはタカタさんが掘っていたところの稲田をいまは採掘している。

友常専務より:国産材の問い合わせは増加している。想石さんはいま大口受注で忙しい。東京五輪に向けての建築材で稲田の引き合いがありそう。茨城の石本舗では出川さんの真壁小目、川俣さんの羽黒青糠目、石原さんのやさとみかげ、そして稲田を取り揃えている。
川俣さんの石は在庫で十分まかなっている。また谷中石材さんの青糠目は採掘している。石原さんの山は順調に採掘し安定供給できている。






  


2016年02月19日 Posted by 福太郎 at 19:37Comments(0)