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情報交換会より⑦ まだまだチャンスは眠っている。



震災の後の話だが、五年前は家族葬はほぼ皆無だったが徐々に増えてきて今では3割ぐらい。葬儀の業界も常に変わっている。お墓の業界に入ってあいさつ回りをしてみてもなかなか先のことが見えない人が多い。まずは今を頑張っている。



なかなか先が見えない時代で厳しいことを挙げていけばいくらでも話が出て着るような状況ではあるが、小売店からみれば、亡くなる人は増え、追加戒名彫り、またそれに伴ってリフォームなどの需要が見込めるかも、というところがある。まだまだ現場を取材するとできていないと思えるところもあれば、ヒントもあるかなとも思っている。既存のお客様に忘れられないため、また見込み客開拓のため、などの狙いでニューズレターを出している石材店があるが、滋賀県のある石材店はお盆とお正月に折り込みチラシとうかたちでニューズレターを配っているが、お盆についての話題の時に感銘を受けたお客様がおり、その方はその記事により改めてお墓を作ろうと思ったそうだ。そういった(情報発信の)チャンスをつくっていければまだまだ可能性は広がるのではないか。また近くに喫茶店に砂利を提供したら、その喫茶店のお客さんから喫茶店のマスター経由で2か月に1回ぐらい砂利の注文が入り、またそこから石垣の工事につながったとか。石材店の現場に行くとまだまだチャンスはある。日本石材工業新聞としてはそのような話題を中心に今後取り上げていきたい。それが取材スタンス。その先には明るい未来が待っているのではないかと思っている。








  


2017年03月22日 Posted by 福太郎 at 23:48Comments(0)その他

情報交換会より⑥:「業界の未来」と、「どうやったら自分、業界の付加価値を出せるのか」



「将来に向かって何をすべきか」
石産協では「シナリオプランニング」ということで10年後の石材業の未来についてプロジェクトを組んで話を進めている。決して予測ではなくシナリオ。例えば少子高齢化。例えば墓地埋葬法が厳しくなった時、ゆるくなった時。10年後の日本の経済などははわからないが色んな要素を考えた中である程度予測できるもの、そうでないもの、それぞれに分析している。またそういった変化に対する具体的な対応をいつもいつも考え、そうなったときにすぐ手を打てるようにしておく。6月の総会では絵としてわかるものを発表できるようまとめていく。

10年前を振り返ると、ほんのちょっと前。リーマンショックの前の年だが大体の人は特に何もしていなかった。
石材用のダイヤモンド工具、最盛期、20数年前は250億円。今は20億を切っている。こういったこともあるということをいつも社長室の前に貼って10年後に備えるよう心がける。

「どうやったら業界の付加価値を出せるか。」
たとえばの話だが、ヴェローナの国際石材展示会によく出展している良い大理石製品をつくっている会社は別に安いわけではないが忙しい。付加価値を作ることができている。
アップルストアの床は必ずイタリアのある会社のグレーの大理石の床が使われている。壁材は日本の決まった会社に指定されている。アップルの非常に厳しい基準にこたえる品質を提供している。結構高い金額で納めているがこれも付加価値。

「未来への見方」と「自分たちはどこに活路を見出してゆくのか。自分たちの業界をどうできるか。」といったことを考えていくようなことをまとめている。



シナリオプランニングの合宿に参加して良かった。
緊急性のない、未来における重要なことを考えるということがなかなかできないので、それをゆっくり考えることができ、大変良かった。
「石の付加価値が上がっていくかどうか」「地方分権化が進んでいくか、東京一極集中が進むか」
自分のグループで出た一つの案は多角化だった。採石場の後にチョウザメを養殖する。近所の空き工場で天候に左右されない野菜の栽培工場をするなど。
決して暗い未来ばかりではない。
今後もこの企画は続くようなので是非参加されてみてはいかがでしょうか。



  


2017年03月22日 Posted by 福太郎 at 00:55Comments(0)その他