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情報交換会より③ 滝根みかげ、茨城、岡崎、大島石などの情報です。



滝根みかげの採石場は、状況は順調。また石がかなり斜めに割れやすい石なので有効利用をするために基本的にはワイヤーソーで採掘しているがここ数年では中国製のワイヤーや穴あけの刃を積極的に試しながら使っている。



真壁小目:A社は石はよくでている。B社は少し採掘が少なくなっている。C社は今までに無く良いところにあたっておりで良い石が沢山出ている。 
稲田:A社はある仕事が忙しく、採掘作業が少し遅くなっている。B社は順調。よいところにあたっている。
やさとみかげ:順調。



愛知、岐阜、三重など中部地方では全体的には20~25%程墓石の仕事が減っているように感じる。2、3件の字彫り業者に聞いたところ、3割ぐらい減っているようだ。名古屋、岡崎、豊田の都市部の公営霊園が売れていない。取引先の15%ぐらいは前期よりプラス。中には国産材を積極的にすすめ、客単価を上げて売り上げを保っている業者さんもある。団地内の石材店さんがじょじょに2代目、3代目と世代交代が進み、世代交代が難しい業者さんが廃業するケースが増えてきている。加工する業者の減少に伴い地元の採石場も出荷が減り縮小傾向。地元の小売り業者さんも少しでも高級なものをすすめたい機運が高まり、日本材での引き合いは少しずつではあるが増えている。去年ぐらいから地元の石以外の石材も岡崎工場で加工をしている。花沢、牛岩、吉祥、足助あらめ、まだ岡崎の石があるのでまたすすめていただきたい。
団地内でも一般住宅が増えてきた。騒音で苦情を受けることもある。「通学路」の看板もできてしまった。



大島の採石場は大きく分けて1等、2等、カレイの3地域あり、約30件弱の採石業者がある。去年のうるう年の影響で注文は減っていた。
大島石のランク、原石価格で様々あり、以前はどのランクの石もまんべんなく売れていた。数年前から中間の値段のものが極端に売れなくなり、特級クラスの石か安いクラスの石が売れ、2極化しているように感じている。全体的に売れなくなっている状況を受け、価格が下がっている採石場が一部あり、加工業者、中国の商社が原石を在庫するのがリスクになってきており各社在庫を減らす傾向。それによって採石業者も売れ行きが厳しい状況。昨年は1社閉鎖しており、この状況が続けばほかにもこのようなことが起こるかもと危惧している。本来墓石に使えない材料を中国の商社などが破格の値段で仕入れそれが製品となり出回っている。その影響で関西の大島石市場も混沌としている。
北木:中目で1社瀬戸赤で1社採石している。量は少ないが需要、供給が安定している。
万成:2社採石しており、昨年春、土砂崩れがあり1社は採掘が止まって、在庫で対応していると聞いている。この石は関東で売れ、霊園で国産材を積極的に進める中で西の石はほぼ万成ばかり注文いただいている。
備中青:少量で供給している。

  


2017年03月02日 Posted by 福太郎 at 12:25Comments(0)課外活動