ウラ格闘技通信
先週のボクシング。日本人チャンピオンが数々いる中、一番評価の高い(であろうと思います)山中。数年前、無敗対決になった岩佐選手との日本タイトル防衛戦を壮絶な内容の中KOで勝った後、亀田に対戦を申し込んでも全然相手にされていなかったあの頃から完全に立場が変わってしまいましたね。今いる日本人チャンピオンの中では一番負けにくい選手でしょう。具志堅の連続防衛記録を目指すより、リスクを負ってラスベガスの強豪にチャレンジしていってほしいです。
そして長谷川。ここ十数年では一番かっこよくて強いボクサーだったと思います。そしてもっと注目されるべき選手でした。世界チャンピオンに定着してからは、本来のボクシングではなく(お客さんを喜ばせるために?)ダウン、KOを狙っていくボクシングを意識しているのがわかりました。それでも亀田兄弟の方が人気、注目度は高かったですね。アンチ亀田でもないコアなファンにとっては悲劇だったと思います。防衛記録を伸ばしていた後半ぐらいからKOはするけども相手のパンチをもらい始めていたので、関係者も危惧していたでしょう。
本当はこの人がラスベガスのメインイベントに一番乗りするべき人でしたが、残念でした。でもファンは、というか僕はずっと忘れないですよ。